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Uターン×地元就職 Uターン×地元就職
  • 樟 真吾
  • 冨田 彩佳

人や企業を大切に想うことが、生まれ育った地域のためになる。

就職先の選び方は千差万別。金融機関を第一志望にする者もいれば、広く営業職に興味を持っている者もいる。業界・職種という条件に、もう一つ加えるとしたら、それは本拠地の所在地だろう。名古屋銀行の中心となる営業エリアは愛知県。愛知県で過ごし、そのまま地元大学に進学して入行した行員もいれば、県外の大学から地元にUターンして入行した行員もいる。地元で働く意味やその想いとは――。

どのような大学時代を過ごしましたか。

高校まで愛知県で過ごし、京都の大学に進学しました。どうしても外に出たかった訳ではなく、愛知県の大学も受けました。高校3年生まで家事など親に頼ってきて、自分の中で一人暮らしをしてみたい、生活を自分でしてみたい、という思いがあって。迷いましたが、最終的には県外の大学を選びました。冨田さんは?

冨田

私も愛知県が地元で、周囲も実家から通える名古屋の大学から進学先を選ぶ子が多くて。東京の大学を考えたときもありましたが、親元を離れることにやはり不安もあって。学びたい学部のあった地元名古屋の大学を選びました。

大学時代は水泳部に入っていたのですが、高校時代まではある意味では親の目も気にして我慢して水泳を続けていた部分もありました。そこでやめようかと思ったのですが、あえて自分で選んで水泳に向き合ってみたら自分が変われるのではと思って、結局は大学卒業まで続けました。

冨田

同期入行だけど学生時代の話って、あまり聞いたことないよね。一人暮らしとか、大学があった京都の街の雰囲気は、どうだった?

京都は、とくに中心市街地は、コンパクトにまとまっている印象です。いわゆる古い町並みが中心にあって、神社仏閣も多いけど、住宅街も多くあります。愛知県に戻ってくると街に余裕があるというか、都会の中にも周囲には緑も多いし、山も海も近く自然が豊かだなと思います。冨田さんの学生時代は?

冨田

樟くんのように部活には入っていなくて、ボランティアと教職に力を入れていたかな。あと勉強していくなかで金融に興味が出てきて、ファイナンシャルプランナーの資格も取りました。

愛知県には、多様な業種の企業が揃っている 愛知県には、多様な業種の企業が揃っている

就職活動は、どのように進めていきましたか。

就職活動の軸としては、営業職でしたね。はじめは大都市圏ならどこでも良くて、関東や関西が本社の会社も説明会を聞きに行きました。

冨田

私の場合は基本的に愛知県に本社がある会社から探していました。愛知県って、やはり都市圏だから色々な業種がありますよね。だから、どんな業種に興味があっても、会社は見つけられると思うんです。あと私は生涯を通して働きたいと考えていて、子育てを考えると、やはり親の近くがいいなという思いもありました。

学生時代からファイナンシャルプランナーの資格を取っているくらいだから、金融系が第一志望だったの?

冨田

そうだね。銀行とか信用金庫とか保険とか、金融に関わる会社を主に見てたかな。仕事だけの知識ではなく自分の人生にも役立つ知識を身に付けたいと考えたとき、お金の知識って大切だなって。誰かに頼りにされる知識でもあると思ったんだよね。樟くんは?

僕の場合は、金融機関は名古屋銀行しか受けていなくて。金融業界というよりも、名古屋銀行という会社そのものに興味を持った、という感じ。まさか自分が銀行員になるとは、最初は思ってなかったよ。

規模も制度も魅力だけど、最終的には人が決め手 規模も制度も魅力だけど、最終的には人が決め手

最終的に名古屋銀行を選んだ決め手は何ですか?
最終的に名古屋銀行を選んだ
決め手は何ですか?
冨田

私は愛知県がすごく好きという思いがあって。いくつかの会社の選考が進んでいって、それぞれで働かれている女性とお会いする機会がありました。そのなかで、子育てをしながら働いている方の話を聞いていると、制度が整っていて、ワークライフバランスを重視している方が多いのが名古屋銀行だったことが一番大きな理由かな。

実は、実家を建て替えるときに住宅ローンの相談をしたのが名古屋銀行の方で。家に来てくれて、親と話す様子がとても誠実だったんだよね。大学生であった自分ともとても親身になって仕事内容とか、仕事で大切だと思うことを教えてくれて。それがきっかけで名古屋銀行を志望したんだよね。

冨田

それは偶然の出会いというか、運命みたいなもの? それでも最終的に、名古屋銀行を選んだのは、どこがポイントだったの?

取引先業種の幅の広さかな。本当に様々な業種の方と話せることが、自分の知識や成長につながると思って。経営者と話せる機会も銀行は多いし、企業として好きでもあった名古屋銀行に行きたい!となった感じかな。

冨田

私の場合は、もちろん営業職なので、一人ひとりの目標はあるけど、とくに保険会社とか証券会社とかは個人の成績がすべて、という印象を受けたんだよね。でも名古屋銀行は、チームで営業するというやり方で、先輩が後輩を支える雰囲気もあり、本部のサポートもある。支店全体、会社全体で、一つひとつの取引先、一人ひとりのお客さまを大切にしていると感じたことが大きかったかな。

知っている、というアドバンテージ 知っている、というアドバンテージ

「地元」で働くことの良さは感じますか?

まず愛知県というエリアは産業が豊かで、とくに何かを作り出している製造業が多いこともあり、そこに携われることの喜びがあります。産業基盤がある分、堅調な企業がとても多く、将来性をとても感じるエリアですね。そのような地元企業の成長を支える役割というのは、とてもやりがいがあります。

冨田

私は個人向けの営業なので、お客さまとパーソナルな部分の話をすることが多いんですよね。出身高校とか聞くとわかりますし、オススメのお店とか。ちょっとした会話で共感できるからこそ、スムーズな相談につながっていく感覚があります。

出身高校の話とか、けっこうあるよね。地元の友達も県内の色々な会社に就職しているから、その業界の話も聞けるし、すでにネットワークがあるというか。これは営業職にとってはアドバンテージだと思います。そうやって親近感の持てる人に貢献できるというのも、やりがいになっていますね。

冨田

それは私も思うな。もちろん、出会う方すべてに対して全力で向き合うけど、それがその方お一人のためだけじゃなくて、自分が生まれ育った地元のためになるという感覚を持って働けるのは、幸せなことだと思います!