行員クロストーク 行員クロストーク

チームひまわりPlus+ チームひまわりPlus+
  • 杁本 亜由美
  • 堤 広行
  • 久 紗矢香

多様な背景を持つ社員が、気持ちよく活躍するために。

2023年1月に発足した「チームひまわりPlus+」。その前身は2015年に始まった、女性活躍を推進するために結成された「チームひまわり」だった。約8年の活動を経て、より多様な背景・状況を持つ社員の視点を組み入れるため「チームひまわりPlus+」へ発展。女性のみならず、若手やベテラン、キャリア採用も含めた多様性のあるメンバーが集まった。このクロストークは、「チームひまわりPlus+」のメンバー3人による、本音と期待を込めたものである。

これまでのキャリアを教えてください。
杁本

入行して5~6年ほど店頭営業を経験した後、エリアFAという投資信託や保険の提案を本部行員としてサポートする役割になり、さらにPC(パーソナル・コンシェルジュ)という個人向けの営業を経験しました。その後、営業企画部に異動になり、現在は名古屋銀行の広告事業に関する仕事をしています。

私も最初は支店の窓口担当で、そこから店頭FAとして店頭で投資信託や保険の提案をしていました。その後、杁本さんと同じくPC(パーソナル・コンシェルジュ)を経験し、現在は個人営業部で、ウエルス・マネージャーという相続専門の営業職をしています。これまで産休育休を2回とっています。

私は支店で法人営業を担当する渉外として働いています。入行して1年ほどは、支店で窓口や融資提案などの仕事をしていました。7年間で2支店目になります。

女性の活躍推進から、全員の活躍推進へ 女性の活躍推進から、全員の活躍推進へ

「チームひまわりPlus+」に参加された当時の想いは?
「チームひまわりPlus+」に
参加された当時の想いは?
杁本

私と久さんは、前身である「チームひまわり」時代から参加しています。お話をいただいたときは、正直なところ会社全体の働きやすさまで目が向いていなくて、自分がいる支店が働きやすくなれば良いな、というくらいの気持ちでした。でも、いざ参加すると自分の支店だけではなく、「名古屋銀行で働く全員が働きやすくなる環境を作っていきたい」という想いに変っていきました。その想いは今も同じです。

私が育休を取得した当時は育休制度が最長1年間でしたし、まわりで活用している人も多くありませんでした。働き続けたいという思いがありましたが、色々な不安がある中でも、まわりから「会社に戻ってきてくれるんだよね」と言われて、すごく安心しましたし、女性が当たり前のように働き続けられる会社にしたい、という思いがありました。

「チームひまわり」のことは知っていましたが、急に自分にお話が来て「あれ?女性だけのチームじゃなかったっけ?」と疑問に思ったことを覚えています。そこで「チームひまわりPlus+」の活動方針を聞いて、これは良いきっかけだと思いました。「チームひまわりPlus+」の活動によって同僚の女性の働く環境が改善されていく実感はありましたので、今度は男性を含めたもっと多くの人たちの働く環境を良くしていくことに興味が生まれました。

銀行員らしさではなく、その人らしさを出せる 銀行員らしさではなく、その人らしさを出せる

「チームひまわりPlus+」の活動目的や内容はどのようなものですか?
杁本

「チームひまわり」は女性活躍の推進に特化していたのですが、「チームひまわりPlus+」では、若手、ベテラン層、中途採用者も含めた、いろいろな方の現状や意見を聞いて、みんなの働きやすさに、ちょっとプラスになる働きかけをしていこうという目的でプラスをつけました。

「女性グループ」「若手グループ」「ベテラングループ」「キャリア(中途採用)グループ」という4つのグループがあって、私は「若手グループ」に所属しています。

私は「女性グループ」です。最近の大きな変化は、2023年10月に始まったドレスコードフリー(ビジネスカジュアル)ですね。これは女性だけのためではなく、男性もスーツ限定ではなくジャケットなど、個人の“自分らしさ”を出せる制度になりました。堤さんは、どんな印象を持ちました?

これは驚きでした。初めは大丈夫かなって、思いましたが、お客さまからは「堤くんらしくていいよ」と言われます。「銀行員らしく」ではないところがポイントで、人を見てくれている。一方で人を磨かないといけないとも感じました。

杁本

自分たちの意見で会社が変わる、ということを実感できた取り組みだよね。

あらゆる背景を持つ社員に目を向ける あらゆる背景を持つ社員に目を向ける

「チームひまわりPlus+」の存在によって、変化を感じますか?
「チームひまわりPlus+」の存在によって、変化を感じますか?

若手って、何か想いを伝えると「愚痴」だと捉えられがちですよね。年代によって良いと感じる事は違いますし、言いたいことは誰にだってあると思うんです。「チームひまわりPlus+」だと、それを「愚痴」ではなく「意見」として捉えますよね。だから、若手が言いやすい。自分のため、という視点ではなく、今もこれからも働きやすい環境をつくるための「意見」を積極的に吸い上げよう、という姿勢を会社が持っている。若手は「チームひまわりPlus+」の存在を、そう感じています。

女性についても、生理など体調のサポートをしてくれるアプリを導入して、治療も働きながらできるサービスも受けられるようになりました。

杁本

バイクの廃止も大きな変化だよね。電気自動車の導入で、バイクの運転に不安がある人から、「本当に良かった」という声を聞きます。また、コミュニケーションの一環として役職名ではなく名前で呼び合う施策を実施し、会話を促すきっかけをつくることでベテランだけでなく若手も含めて世代間ギャップを埋めようとしています。

「キャリアグループ」のメンバーは、中途入社なので名古屋銀行のことを客観的に捉えられる貴重な存在です。前の会社の良いところを持ち込んだり、名古屋銀行内で当たり前だと思っていたことに対して効率化を指摘したり、会社がもっと良くなるための意見を言ってもらっていますよね。キャリア採用者は同期のような人がいないから、キャリア採用者同士の交流会の開催も、良い制度だと感じています。

自分の意見で会社が変わる実感 自分の意見で会社が変わる実感

「チームひまわりPlus+」の、
これからの活動内容は?
杁本

自分たちが動くことで会社が変わるということを、みんな実感し始めていると思います。行員が意見を言う時も、以前は一部の人に伝えるしかありませんでしたが、今は「チームひまわりPlus+」のメンバーに対して意見を伝えるという仕組みが出来たので、これまで以上に色々な意見が集まります。一つひとつの意見を精査して、提言として取りまとめていきたいと思います。

これまでは、自分かお客さまという二者しか考えていませんでしたが、今は一緒に働く仲間のことも一生懸命に考えるようになりました。困っている人がいると、制度面や環境面で、何か助けてあげられることはないかなって考えるんです。そういう人が、社内でどんどん増えてきたら、今まで以上に誰もが相談しやすく、働きやすい環境になっていくと思います。

杁本さんと同じように、「これ「チームひまわりPlus+」で取り上げてくれないかな」という声をとてもよく聞くようになりました。支店にも「チームひまわりPlus+」のメンバーがいることで、支店のベテランもキャリアの方も、若手も自分に意見を言ってくれます。もっと多くの支店からメンバーが参加すれば、もっと意見が集まると思いますので、さらに働きやすい会社になっていくと期待しています。

杁本

これから入ってくる新卒の方たちは、また新しい意見を持っているはず。どんどん私たち「チームひまわりPlus+」のメンバーに伝えてほしいですね!