中堅行員トーク

未来を担う一員としての
強い覚悟と責任が、
名古屋銀行の成長を
さらに加速させる。

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これまでの経験・キャリアを活かして幅広い活躍が求められる中堅行員。
銀行業務のイロハを知り尽くした彼らの目に映る、名古屋銀行の「現在」と「未来」の姿とは?

MEMBER

  • 宮川潤

    豊田営業部
    渉外グループ
    課長
    兼営業企画部
    自動車産業サポート室(2020年当時)
    2005年入行

  • 加藤宏基

    堀田支店
    渉外グループ
    課長(2020年当時)
    2004年入行

  • 石原芳洋

    鳴海支店
    渉外グループ
    課長(2020年当時)
    2006年入行

リーダーシップを発揮し、
経験を還元することでチームは強くなる。

―現在の仕事内容と、名古屋銀行における
中堅行員の役割を教えてください。

石原
現在、鳴海支店の渉外課長を務めています。営業面での数字の取りまとめや部下の指導・育成、営業方針の立案・指示・実行などをメイン業務とする一方で、私自身もプレイヤーとして営業活動を行っています。

加藤
私も石原くんに近い役回りですね。堀田支店の渉外課長として、支店の業績向上を視野に入れた部下育成を中心に取り組んでいます。もちろん営業活動も大切な業務のひとつ。一言でいえばプレイングマネージャーです。

宮川
私は、豊田営業部・豊田浄水支店・豊田東支店の渉外課長として各営業を統括しています。半期ごとの営業戦略や収益計画の策定、それらの進捗状況の確認などが主な仕事です。また、必要に応じて修正戦略やバックアッププランの考案、部下の同行訪問なども行っています。

加藤
中堅行員の役割として、まず思いつくのがリーダーシップの発揮かな。ただしトップリーダーではないので、ときには部下の想いを上司に伝えたり、逆に上司の指示を部下に噛み砕いて伝えたり。周囲の“調整役”を担うことで、支店がうまく回っていくものだと考えています。

宮川
同感です。より明確なリーダーシップということであれば、自らの営業活動によって若手を刺激し、牽引していく。そういった“姿勢”を見せることも大切だと思います。

石原
私が思うのは、“経験”を伝えるということですね。入行してから県外店舗、本店、そして融資部(現 事業支援部)や法人営業部など、さまざまな部署や職種を経験しました。組織の中における各部署・ポジションの考え方を店舗内に浸透させることも大切な役割だと思っています。

求められるサービスやニーズの変化を受け、
時代は新たな局面へ。

―中堅行員になったことで日々の意識や
業務において変化はありますか?

石原
若いころは自分の成績を最優先に考えていました。今も営業活動は行っていますが、以前と変わったのは人材育成に対する意識です。現状は3~4割にとどまっていますが、今後は7割の力をマネジメント部分に注ぎたいと考えています。

加藤
マネジメントの比重は大きくなりますね。私は渉外課長として2店舗目の経験になるのですが、以前所属していた店舗より人数が多いこともあり、個人の力の限界を痛感しました。だからこそ人材育成による全員のレベルアップが必要だと感じています。業務面ではどう?

宮川
名古屋銀行全体にいえることですが、お客さまに提案する情報やサービスの量が以前と比べ大幅に増えましたね。渉外グループの業務だけでも、人材紹介、M&A、事業承継、ビジネスマッチングなど、提案バリエーションは実にさまざまです。

加藤
たしかに。私が営業デビューしたころは、融資業務への注力が銀行の方針でした。そのため、ひとつの仕事に専念しやすい環境でしたし、その結果が重要な評価対象にもなっていたように感じます。

宮川
当時、銀行は「預金・貸出・為替」の三大業務で収益をあげる時代でしたからね。提案バリエーションが増えたのは、その流れが大きく変わったからだと思います。それにともない、以前にも増してお客さまの潜在ニーズを聞き出す力=会話力が求められるようになっていると感じます。

石原
個人的には、今まで以上に緊張感や危機感を持って本部と営業店が連携し、業績向上をめざそうという動きが増えたように思います。お客さまの課題解決に向けたメニューの拡充や情報提供に注力する姿勢が目立つのは、その表れだと思っています。

加藤
そうした方向性は間違っていないと思います。というのも、根幹にあるのは「お客さまのために」という思いです。お客さまの声にしっかりと耳を傾け、最適な提案ができれば、選ばれる銀行になっていくはずです。

石原
「お客さまの中の経営企画部であれ」と、頭取もよく話していますしね。

宮川
ただ、決して銀行の本分も忘れてはいけない。銀行の強みは融資ができることです。他の業種にはない強みをベースに提案のバリエーションを増やしていくことで、初めてお客さまに付加価値を提供することができるわけですから。

絶対的な「感度」のアンテナを張り巡らせ、
一歩先を予測する。

―金融業界の動きに対する名古屋銀行の
「感度」をどう受け止めていますか?

加藤
私は営業店ひとすじ、宮川くんは海外業務経験、石原くんは本部経験と、これまでのキャリアから振り返るとどうだろう?

宮川
そうですね。海外業務を経験した立場からすると感度は高いと思います。たとえば中国・南通市に日本で初めて銀行支店を設置したほか、タイのバンコク銀行とは昭和56年から提携を結ぶなど常に先手を打ってきました。もちろん、海外業務に対するサポートも手厚いですよ。

石原
本部目線だと、感度に加えて柔軟性も感じますね。今は「預金・貸出・為替」といった三大業務のみで収益を確保することが難しい時代。そんな中、私は本部にいましたが、積極的に他の業者と提携しながら自分たちの武器を増やそうという動きを体感しました。

加藤
なるほど、私も同感です。トップダウン・ボトムアップに限らず「こうしよう」となったときのスピードはもちろん、その動きに対する推進力も凄い。融資という軸を持ちながらも、幅広くビジネスチャンスを求めていく動きは渉外全体にも波及しています。「未来創造業宣言」は、まさにそれを体現したものだと思います。

宮川
そこは個人的にも意識している部分です。お客さまの会社のストーリーを考え、場面に応じて優位性のある判断を下すことで提案も受け入れられますから。

加藤
そうだね。私たちの目の前にいる経営者の方々は常に未来を見ています。だからこそ、名古屋銀行としても自分たちの未来のビジネスについて、しっかりと先読みしなければいけません。

石原
私が思うのは、サービスの向上や人材教育など、お客さまから選ばれるための差別化の必要性です。デジタライゼーションやFinTech・AIの活用、業務効率化や人員配置により、経済縮小や労働者人口減少が問題視される中でも生き残っていける体制づくりが重要だと思います。

「地域のためにできること」を追求すれば、
未来はきっと拓かれる。

―名古屋銀行が進むべき未来と、
そのために必要な人材を教えてください

宮川
日本全国の大半の企業が中小企業です。AIやITの活用が期待される一方、今すぐ経営の舵取りを完全にシフトする企業は必ずしも多くはないと予測しています。金融機関の担当者との対話が経営の主流であるからこそ、そこには地方銀行の存在価値があるはずです。

加藤
お金に関わる話だからこそ、対面でなければいけない場面がたくさんありますしね。「人」の部分において、私もまだまだ可能性はあると思っています。

石原
何より名古屋銀行には愛知県で70年間にわたって築き上げた基盤に加えて、地銀シェアNo.1という強みがあります。融資という銀行ならではの特徴に加えて、商社的な機能も身につけることで、さらに面白い仕事を幅広く手がけていくことができると思います。

加藤
まさに、地域のお客さまとの絆を強くする「未来創造業」の実践ですね。めまぐるしく変化する時代に対応していくためには、やはりチャレンジが必要ですから。そういった意味では、変化に対して柔軟に対応できる人や人間力を備えた人材の必要性が今後高まっていくと思います。

石原
「地域から頼りになる存在」になるためには、たとえば事業承継関連融資や出資を含む後継者問題への注力、独自の取引網やネットワークを活かしたビジネスマッチングの構築など、ワンストップで企業のさまざまな課題を解決できる力が必要です。責任感はもちろん、物事を客観的にとらえることができ、常にお客さま目線で仕事ができる人にはチャンスがあると思います。

宮川
私は、独立心が強い人も向いているのでは?と思います。たとえば起業するにあたって必要なお金のことはもちろん、全業種の知識を身につけられますし、いろいろな社長の考えを直接聞くこともできます。そう考えると、起業意欲の高い人にとって非常にやりがいのある仕事だと思います。