PC(パーソナル・コンシェルジュ)の仕事を一言で表すと「お客さまの人生を支えること」だと私は思っています。大学時代は経済学部で、当時の基本的な学びは今も活きていますが、実は接客のアルバイト経験も活かされていると感じます。
というのも銀行ではお客さまとのお付き合いは、それこそ一生涯にわたるものになります。皆さんもお年玉を預金する口座をつくることに始まり、自分のアルバイト代が入る口座になっているのではないでしょうか。さらに年齢を重ねると、住宅ローンや投資信託、そして相続までつながっていきます。もちろん、私一人がお客さまと一生お付き合いする訳ではありませんが、名古屋銀行という目線では、それくらい長い目で考えています。
だからこそ、その方の不安や希望をお聞きすることが欠かせないのですが、簡単にすべてをお話いただける訳ではありません。営業職と顧客という感覚ではなく、人と人。大切に思う気持ちがなければ、心を開いていただくことはできないと考えています。
名古屋銀行は研修を受けられる機会がとても多くて、つねに自分の幅を広げられていると感じます。新しい知識がつくと、お客さまの言葉から気づくことも増えて。最近は遺言書の作成のお手伝いもできるようになりました。資産を誰に残す、という話だけではなく、現状のすべての資産を把握して、残される方にどのような負担があるかをお話したうえで、どうしたら負担をかけずにできるか、という準備まで関係します。不安を一つひとつ取り除き、今の人生を安心して楽しんでいただく。そのお手伝いをしている気持ちでいます。
お客さまの喜んでくださる姿がとてもうれしくて、仕事がとても楽しいと感じます。仕事が楽しいと、プライベートも楽しめます。そういう充実した表情って、お客さまにわかるんですよね。だからこそ、人と人。この仕事は、自分を大切にすることが、お客さまを大切にすることにつながります。これからもあらゆる年代の方と向き合い、その方の人生を支えたいと思います。